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【健康診断】肝機能検査ALT(GPT)の数値が高かった方

 

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健康診断の項目の一つでもある血液検査での肝機能検査にALT(GPT )ついてです。

 AST(GOT)と同様ALT(GPT )の数値はお酒を沢山の飲む人が上がることが多い検査です。

ALT(GPT )を基準値にするために行なうこと、ALT(GPT )を基準値にするためにどんな食材や栄養素がいいのか?避けたほうがいい食材、オススメの運動などを紹介します。

 

 

健康診断では基本、次の項目を行います。 

 1.既往歴、業務歴の調査  

 2.自覚症状、他覚症状(所見)の有無の検査

 3.身長、体重、腹囲、視力、聴力(1,000 4,000Hz)の検査  

 4.胸部X線検査  

 5.血圧測定    

 6.貧血検査(Hb、RBC)  

 7.肝機能検査(GOT、GPT、γ-GPT

 8.血中脂質検査(TG、HDL-cho、LDL-cho)

 9.血糖検査  

 10.尿検査(糖、蛋白)  

 11.心電図検査(安静時)

 

 

 

 

 

 

ALT(GPT )とは

 

 GPT(ALT)ジーピーティー(エーエルティー)と呼ばれていましたが、近年にGPTからALTに呼び名を変更しました。

 ALT(GPT)は主に肝臓に存在する酵素

ALT(GPT)は主に肝臓に存在するため体内でのアミノ酸やエネルギーを作り出す過程で重要な働きをしてくれて細胞内でつくられる酵素のひとつです。

 ALTは肝臓と腎臓にしか存在しない

ALTは肝臓と腎臓にしか存在しないため、数値に異常があった場合は、どちらかの障害を疑います。

溶血性疾患などでも数値が上がる

肝機能は、甲状腺機能亢進症、溶血性疾患などの影響を受けるためこれらの疾患の際も数値は上昇します。

肝臓や腎臓の細胞が壊れると血液中に流れ出すため、これらの臓器の障害を発見する重要な手がかりです。

 

 甲状腺機能亢進症とは
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって、さまざまな症状が現れた状態です。バセドウ病やTSH産生腫瘍などによって起こりま女性に多い病気です。

 

 

 

ALT(GPT )基準値

 

・ ALT(GPT )の基準値は

 

    30U/L以下になっています。

 

・ ALT(GPT )の数値での進行度目安

 

基準値が4~45の間

軽度が45~100の間

中等度が100~500の間

重度が500~以上んになっています。

 

ALT(GPT )の数値でわかる病気

 

・ALT(GPT ) 100~500IU/l以上  

  急性肝炎、慢性肝炎、閉塞性黄疸

 

・ALT(GPT )500IU/l以上  

   急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪

 

ALT(GPT )の数値が上がった時に考えられる病気

アルコール性肝炎, ウイルス性肝炎, 肝硬変, 急性肝炎, 脂肪肝, 胆汁うっ帯, 慢性肝炎

 

 ・ALT(GPT )の数値が低い時に考えれれる病気

ピリドキサルリン酸欠乏, 慢性透析

 

 急性肝炎とは
 主に肝炎ウイルスの感染が原因でおきる急性の肝機能障害を指す病気です

 

 慢性肝炎とは 
 慢性的に肝臓に炎症を生じる疾患です。 肝炎が6か月以上持続していると、慢性肝炎と診断されます。原発性胆汁性肝硬変とは、肝臓内にある胆管が免疫のシステムに異常が起こり、病気が発症することによって破壊され、慢性的に肝臓内に胆汁が停滞ししてしまう病気です。

 

 閉塞性黄疸とは
 総胆管結石や胆管癌などが原因で、胆管が詰まり、本来は腸の中に排出される胆汁が血液の中に逆流して起こる黄疸ことです。

 

 アルコール性肝障害とは 
アルコールを常習的に飲んでいる人に発症する疾患です。

 

 ウイルス性肝炎とは
ウイルスが原因となって肝臓に生じた炎症性疾患のことを言います

 

 肝硬変とは
慢性肝炎などの慢性肝障害が少なくとも10年以上持続した結果、生じる病気です。本来は柔らかい組織である肝臓が、線維化と呼ばれる変化をきたした結果として肝臓全体が硬くなる状態を指します。

 

 脂肪肝とは
脂質のひとつである中性脂肪が肝臓内に多く溜まった状態のことです

 

 胆汁うっ滞とは
胆肝細胞で作られた胆汁の分泌障害があり、肝内に胆汁物質がうっ滞し、体内に胆汁中成分が溜まった状態のことをいいます。

 

 慢性肝炎とは
 慢性的に肝臓に炎症を生じる疾患です。 肝炎が6か月以上持続していると、慢性肝炎と診断されます。原発性胆汁性肝硬変とは、肝臓内にある胆管が免疫のシステムに異常が起こり、病気が発症することによって破壊され、慢性的に肝臓内に胆汁が停滞ししてしまう病気です

 

 急性肝炎とは
急性肝炎とは、 主に肝炎ウイルスの感染が原因でおきる急性の肝機能障害を指す病気です

 

ALT(GPT )高い原因

 アルコールの取り過ぎが原因

・ALT(GPT )の数値が高かった場合、まず考えられるのがアルコールの取り過ぎが考えれれます。

お酒を飲む人はまずはお酒を止めるか控えるようにしましょう。

  肥満が原因

・ALT(GPT )の数値が高い原因は、 肥満であることも数値が高い一つの原因です。

 

運動不足、糖分・脂質の摂りすぎも原因

慢性的な肥満でかつ運動不足、糖分・脂質の摂りすぎも数値を上げる原因ですので気を付けましょう。

 

 

AST( GOT)と、ALT(GPT )の関連性

 

AST( GOT)と ALT(GPT )の数値ですが、肝臓に異常があった時にほとんどの場合AST( GOT)とALT(GPT )の両方の数値が上がります。

しかしどちらかが高くてどちらかが低い数値によって検査結果の疑われる病気が違ってくるのです。  

 

:疑われる病気  

・AST( GOT)の数値だけが高くALT(GPT )の数値が高くない場合は 

 心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたと考えられます。

 

・ALT(GPT ) の数値がAST( GOT)の数値より多い場合

  脂肪肝や慢性肝炎 などが疑われます。  

 

・AST( GOT)の数値、ALT(GPT )がの数値より多い場合  

肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝炎、心筋梗塞などが疑われます。  

 

 

・AST( GOT)の数値がALT(GPT )の数値を上回っている場合

肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝炎、心筋梗塞などが疑われます。

 

 

 

ALT(GPT )検査での注意事項

 検査数日前に激しい運動は避ける

検査を受けるときの注意点として、検査数日前に激しい運動等を行うと、数値が高く出ることがありますので、激しい運動はさけるようにして下さい。

 

 

 

~ALT(GPT )の数値を基準値にするために~

 

ALT(GPT )にいい 食材と栄養素

 

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肝臓に良い食べ物は、タウリンを含む食べ物です。

 

 ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維など

:ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維などを多く含む代表的な食べ物です。

 

野菜

・イモ類

・トマト

・ほうれん草

ブロッコリー

・キノコ類

 

肉類

・赤身の肉、・鶏肉 

 

魚 ・海藻類 

しじみ ・あさり・タコ、イカ、エビ

 

その他

・乳製品 

・大豆

・玄米など

 

:特に取ったほうがいい栄養素

 

ビタミンE  

アーモンド、唐辛子、かぼちゃなど  

亜鉛   

抹茶 牡蠣牛肉豚レバーなど  

カルシュウム    

牛乳、魚介類など  

タウリン  

しじみ、カキ、キノコ類など

 

たんぱく質は症状が肝硬変まで進んでいる人が沢山摂取すると肝性脳症のリスクを

高めてしまう場合があるようです。

あくまで適正な量を、バランスよく取るようにしたいですね。

 

 

避けたほうがいい食材

 

 

控えた方がいい食べ物

・アルコール

・糖質の多い食べ物

・お菓子

・ジュース

・果物

・油分の多いもの(バター、マヨネーズ、揚げ物など)

・脂質の多いもの などです。

 

*鉄分を多量に摂ってしまうと発がん率を高めることがあるようです。 鉄分を多量に摂ってしまうと発がん率を高めることがあります。

 

オススメの運動

 
 オススメの運動はウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。
 
ALT(GPT )の数値の上がる原因はアルコール飲みすぎだけではなく運動不足も関係してきます。
なので階段を利用したり、一駅歩くなど日頃から心がけてください。
 
 
 
 
 

最後に・・

肝臓の病気の原因は、アルコールだけに限りません。

脂肪分の多い食事や食べ過ぎ、運動不足、肥満などによっても起こります。

食事の内容だけでなく、食習慣の改善も重要になってきます。

肝臓に良い食べ物を取り入れた良い食習慣や運動で肝臓の負担を減らしていきましょう!

 

*検査前に激しい運動をすることで一時的に肝臓が疲労して数値が上昇します。

適度な運動であれば問題ないのですが、検査前には激しい運動は避け、安静を心がけましょう。
 
 

健康診断を行う時に正確な数値が出るよう、空腹時採血(10時間以上の絶食)を勧めらてています。採血のある日の食事摂取に気をつけましょう!

 

 

 
 
今回は 【健康診断】肝機能検査ALT(GPT)の数値が高かった方についてでした。
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。