【健康診断】心電図検査を受けるための心構え。詳しく解説
健康診断の1項目でもある心電図検査についてです。心電図検査では不整脈、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、が分かります。心電図検査はどのように行われるのか?心電図検査には運動負荷心電図や24時間心電図など色んな種類の検査が有ります。心電図検査で気をつけること、心臓病にならないための注意事項など紹介しています。
健康診断では基本、次の項目を行います。
こんにちは、ゆるです。
【健康診断】心電図検査を受けるための心構え詳しく解説
- 心電図とは
- 心電図でどんな病気がわかるの?
- 心臓病でも心電図だけでは分かりにくい病気もあるの?
- 心電図は他にどんな種類があるの?
- 病気を疑う時の検査は?
- 心電図検査方法
- 心電図検査での女性が気をつけること
- 心臓病を予防するための注意事項
- 最後に・・
心電図とは
心電図検査は、採血検査やレントゲンとならび、病院での診察や健康診断の際に施行されている検査の1つです。
心電図は、心臓の筋肉の収縮に伴って発生する微量の電流をグラフの形に記録することで、心疾患の診断と治療に役立てる検査なんです。
* 定期健康診断などで測定する安静時の心電図は、心電図検査の中でもっとも基本的なものです。
*心電図は病気を発見するためにとても有用な検査でありますが、健康診断などで行う安静時の心電図測定によってすべての心臓の病気が見つかるとは限りません。
どうやって異常がわかるの?
血液検査ではその結果は数字となって表現されますが、心電図検査ではグラフの波形が記録されます。
心電図には、「正常」波形とされている波形記録があり、それに当てはまらなければ「異常」と判定される(特に心電図健診において)ことになるわけです。
心電図モニターから心臓の異常を見分けるためには、基準となる波形との比較を行う方法が最も一般的なんです。
人間の心臓の動作には一定のパターンがあり、このパターンを繰り返すことで安定した血液の消失と老廃物を含んだ血液の吸入が行われることになりますが、体のどこかに疾患が発生している場合には心臓の血液の送出パターンと吸入パターンが変化するため、そのグラフの変化を見つけることで異常を見つけることが出来るようになるのです。
心電図でどんな病気がわかるの?
心電図検査でわかる病気
心電図検査で分かる病気には、不整脈、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、心肥大などがあります。
*心筋梗塞や狭心症の発作のときには、心臓の電気的活動に異常が生じるので、異常波形が現れます。また、「心筋症」という心筋に障害が起きている疾患でも異常波形が記録されることが多くなります。
*心電図検査では心臓の様々な情報が得られますが、ざっくり言うと、不整脈と虚血性心疾患、この2つをチェックする検査です。
心臓病でも心電図だけでは分かりにくい病気もあるの?
不整脈は分かりにくい ?
心電図検査だけでは見つけることが難しい心臓病 不整脈が発生している状態が継続すると心臓に高い負荷がかかってしまってさまざまな病気を引き起こしてしまう危険性があるのです。
その中でも特に注意しなければならないのが不整脈と呼ばれる不定期に現れる振動です。
これは血管やその他の臓器の動作により心臓が不定期な動きをする状況を示しており、またこれ自体の疾患により発生する場合もあるため、特に注意深く観察をしなければなりません。
「狭心症」や「不整脈」は心電図では見つけにくい?
心電図検査で「正常」波形ならば心臓に病気がなく、「異常」波形は心臓に病気を抱えている、と必ずしもなるわけではありません。
*「狭心症」や「不整脈」などでは発作が起こったときでないと心電図波形に変化がみられないこともありますので、測定時の心電図が正常だからといって心臓病がないとは言い切れません。
不整脈とは
狭心症とは
心筋梗塞とは
心電図は他にどんな種類があるの?
心臓の病気はいつ起こるかわからず、また安静にしていたのでは症状が現われないことがあります。そういった安静時に見つかりにくい異常を見つけるために、
心電図検査には他にも様々な方法があります。
発作時の心電図記録が有用だと考えられるケースでは
・運動負荷心電図
・24時間心電図(ホルター心電図)といった特殊な心電図検査を行います。
24時間心電図ホルター心電図
ホルター心電図は24時間の心電図検査です。心電図検査は心臓の不整脈の様子がよくわかる検査ですが、心電図記録をしていない時間帯の心電図の様子はわかりません。
わかりにくい事が心電図検査の弱点ですが、この弱点を補ってくれるのがホルター心電図なのです。
ホルター心電図検査は24時間、ずっと電極を胸に装着することによって持続的に心電図記録を行います。症状に一致して脈の異常が記録されれば、それが原因であることが確定します。
*心電図検査で診断がつかない場合にはホルター心電図を行っています。
運動によって心臓に負荷をかけ、安静時では見つけにくい心臓の異常を見つける方法
・ マスター二段階テスト
二段の階段を一定時間昇り降りしたあとに心電図を測る検査
ベルトの上を歩きながら心電図を測定する検査
・エルゴメーター検査
固定した自転車のペダルを踏んでおもに下肢に負荷をかける検査
*これらは運動によって心臓に負荷をかけ、安静時では見つけにくい心臓の異常を見つける方法です。また、検査方法だけでなく機器にも様々な種類があります。
病気を疑う時の検査は?
狭心症や心筋梗塞を疑うときには
・冠動脈CT検査
・心筋シンチグラフィー、
*心臓の形態やポンプ機能を確認するためには、心電図よりも心臓超音波検査(心エコー)が有用になります。
心電図検査方法
1患者様は検査場所へ入られましたらベッドに上を向いて横になってになってもらいます。
2準備ができましたら、検査担当者が患者様の身体に電極を付けていきます
身体の各部位に電極を付けるため、上半身裸になります。
同時に足首も出してもらいます。
*シャツをめくって胸をだせる方はそれでも結構です。
3検査は長くても5分ほどで終わります。
4検査が終了しましたら、電極を外します。
安静心電図検査を受けられる際の注意点
・患者さんは上半身を裸になってもらいますので、悪寒など寒気がある方は、
検査担当者に 言って下さいね。
・患者さんが力の抜けなかったり、咳などがありますと筋電図というものが混入して、 きれいな心電図波形が記録できない場合があります。
検査担当者が ご協力をお願いすることがありますが、無理な場合には遠慮なしに検査担当者に言って 下さい。
・ 腰痛などベッド上に上を向いて横になることができない患者様は、座った状態で検査 しますので、あらかじめ検査担当者にご申し付け下さい。
*この検査は、人体に全く害はありませんので、妊婦の方、乳幼児の方でも安心して受けて 頂けます。 安静時心電図検査は予約検査ですか?
心電図検査での女性が気をつけること
心電図検査では、自分のデリケートな部分を見せなければなりません。
なので女性に気をつけて欲しい事を書きたいと思います。
心電図検査をする際、機器は胸の部分に装着しるので胸を出す必要があります。
女性であれば多少なりとも嫌ですよね。
なので事前にその可能性があることを分かった上で検査に行って欲しいと思います。
ある程度の心の準備ができていれば検査を受ける時でも少しは違うと思います。
*心電図検査の機器を取り付ける際に、身体にその機器の取り付け跡が残ってしまう可能性もあります。もし水着などで肌をさらさなければならないような時は、取り付け跡が残る可能性がある事を知っててくださいね。
心臓病を予防するための注意事項
・禁煙するのがオススメです。
・ 塩分・糖分・脂肪分を取り過ぎに注意しましょう。
・. バランスのよい食事を取るよう心がけましょう。
・日頃から適度な運動をすること
・ ストレスを避け、規則正しい生活を送りましょう。
・ 血縁者に心筋梗塞の患者がいれば生活習慣に注意してください。
最後に・・
検査となるのつい緊張してしまいますよね。
けど前日の寝不足や測定時の緊張によって値が上がってしまいます。
* 心電図検査は簡単に終わるので、リラックスして受けてくださいね。
【健康診断】心電図検査を受けるための心構え。詳しく解説についてでした。
健康診断のまとめ記事です。
最後までお読みいただきありがとうございます。