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【健康診断】既往歴、業務歴の調査 と自覚症状、他覚症状の「問診調査」内定取り消しが気になる方

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今回は健康診断で問診となる、既往歴、業務歴の調査 と自覚症状、他覚症状(所見)の有無の検査についてです。

既往歴、業務歴の調査、自覚症状、他覚症状は受診者本人の問診と医師の診察によって行われます。

問診では何を書いていいのか分からない人も多いと思います。

特に新卒生は書く内容によっては内定を取り消されるのではないかと心配になると思います。ではどんな事を書いたらいいのか?解説したいと思います。

 

 

 

健康診断では基本、次の項目を行います。 

 1.既往歴、業務歴の調査  

 2.自覚症状、他覚症状(所見)の有無の検査

 3.身長、体重、腹囲、視力、聴力(1,000 4,000Hz)の検査  

 4.胸部X線検査  

 5.血圧測定    

 6.貧血検査(Hb、RBC)  

 7.肝機能検査(GOT、GPT、γ-GPT

 8.血中脂質検査(TG、HDL-cho、LDL-cho)

 9.血糖検査  

 10.尿検査(糖、蛋白)  

 11.心電図検査(安静時)

 

 

 

 

既往歴、業務歴の調査について

 
「既往歴及び業務歴の調査」とは、雇い入れの時までにかかった病気や雇い入れの時までに仕事をしたことのある主な業務について調査するものです。
 
既往歴及び業務歴の調査 は、雇い入れ時の一般健康診断、定期健康診断ともに年齢に関わりなく必須の項目なのです。
 

 

 

既往歴(きおうれき)

 
 既往歴とは、今は治っているけど以前かかっていた病気などの事を言います。
これまでにかかった病気の履歴のことですね。
 

  どんな事を書けばいいの?

 確かにどんなことを書けばいいのか迷いますよね。
書く内容は、今までのかかった病気や手術をしたことなどを書けばいいんです。
 
大きな病気だけじゃなく、アレルギー、交通事故、健康状態、薬の副作用なども含まれます。
 
 若い人だと、小児喘息、鼻炎やアトピーなどの病気の事も当てはまります。
 

今現在治療してない場合

今現在、症状がなく治まっているようなら書かなくても大丈夫です。
ただ仕事に差し支えるような病名は書いておくほうがいいと思います。
 

その他の質問項目 服薬歴、生活習慣、など

病名だけではなく、服用中の薬なども副作用で迷惑かけるかもしれないなど、仕事に差し支えが有りそうなら書いておくほうがいいと思います。

服薬歴や喫煙習慣の調査について

既往歴の調査の項目の中で服薬歴及び 喫煙習慣の状況に係る調査を行っていますが、

必ず書かなくてはいけないと義務付けられているわけではないのです。

しかし、特定の保健指導の対象者には必要なこともあるので、聴取の内容に協力しておくといいと思います。

 

病状があるのに空欄にしたらどうなるの?

 本当に体調が悪く、病弱なのに既往歴を空白にするのは よくないようです。
 
*週に一度は必ず病院に行かなくてはならないとか、感染性の持病を持っているとか、
明らかに仕事に支障がある場合は書き込みましょう。
 
 

  健康診断書の内容で就職活動で落ちることあるの?

 正直に言って、落ちる可能性はあるようです。
 
何故なら、既往歴に不安な問題がある場合、会社としても率先して 採用をする理由がないからです。
会社としては社員の健康を守る義務があるからです。
なので、事前に健康面に重大な問題が発覚した場合には 内定取り消しの可能性もないとも言えません。
 
 
 

業務歴とは

 

業務歴は、今迄にした仕事のことで中途採用の人は当然 業務歴は有るはずですね。

 しかし健康診断にある業務歴は少し違うんです。

 

健康診断の業務歴は履歴書とは違う

健康診断での業務歴とは「過去の業務に対する医師の健康評価」の履歴の事を言います。

 

どんな事を書けばいいの?

 過去に健康を害する可能性がある業務をしていたかを書きます。

 

例えば・・

解体業(粉塵)、原子炉(放射線)、塗装工(有機溶剤)などです。

業務歴は健康に危害を及ぼす仕事に何時、どのくらい就いたかどうかです。

薬剤を使ったり放射能を使った業務などを書きます。

 

新卒者の場合は空欄でいい

新卒者の場合は上記の業務歴がない人がほとんどなので空欄でいいでしょう。

 

中途採用の方も当てはまる業務歴がなければ「該当なし」とし空欄にするといいでしょう。 

 

 

 

 自覚症状、他覚症状(所見)の有無の検査

 

 自覚症状及び他覚症状の有無の検査は、雇い入れ時の一般健康診断であって、労働者が就業を予定している業務に必要とする体であるのか?その特性を把握するための検査です。

 

自覚症状と他覚症状の有無の検査は問視診で判断

自覚症状と他覚症状の有無の検査は、受診者本人の問診によって、既往歴、業務歴、生活状況、家族歴、自覚症状などの調査結果や職場によっての作業環境測定の結果などを照合せて、視診、 打聴診、触診を行って、全体を検討して、つぎに行うべき検査項目を選んでくれます。

どんな検査項目なのか?

感覚器、呼吸器、消化器、神経系、皮膚および運動機能の検査が含まれます。

その検査項目は、労働者の性別や年齢、既往歴、問視診等を行って医師の判断に任せます。

 

 

 自覚症状

 

自覚症状とは受診者の方が自分で自覚している症状のことです。

自覚症状については、最近において受診者本人が自覚する事項を中心に聴取することになっています。

 

問診表にはどんな事を書いたらいいの?

 当日の体調の事や、最近気になる症状をがあればチェックして書き出します。

仕事の内容に関連があって伝えておいたほうがいいことは書いておきましょう。

 

 

*当てはまる項目が無ければ、空欄でいいでしょう。

 

 

他覚症状とは

              問診イラスト に対する画像結果

 

 

他覚所見とは、医師が認めた身体の異常があれば書いてくれることです。

他覚症状については、受診者本人の伝えたことや問視診に基づいて、業務に関連の異常の疑いのあると判断した事を中心に医師の判断によって検査項目を選んで行ってくれます。

 

他覚症状は医師が問診と診察で判断

他覚症状については医師が診察しながら対話の中で受診者の総合的な健康状態と就労状況を把握するために、普段接することが少ない受診者との相互的な理解を深めるための大切な機会のようです。

 

医師の判断で再検査もすすめられる

受診者の総合的な健康診断の結果内容によって、異常が見つかった場合、もっと詳しく調べた方がいいと医師が判断した場合には、再検査をすすめられることもあります。

 

 

 * なので会社の指定の病院で健康診断をすることが多いのですね。

 

 

 最後に・・

 

既往歴や業務歴はどこまで書いていいのか分からないことも多いと思います。

特に新卒者は変なことを書くと採用が無くなるのではなっかと心配になります。

小児喘息など小さい時に症状が有っても今現在症状がなければ書かなくても大丈夫のようです。

ただし、報告しとかないと仕事に迷惑がかかるとか今現在も病院に通院している場合はきちんと書くようにしましょう。

 

 今回は【健康診断】既往歴、業務歴の調査 と自覚症状、他覚症状の「問診調査」内定取り消しが気になる方についてでした。

 

 

 健康診断のまとめ記事です。

aki656.hatenablog.com


 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございます。