日焼けしやすい人と日焼けしにくい人10選の違いを比較
日焼けにはメラニン色素の量によって日焼けしやすい人と日焼けしにくい人で日焼けの違いがでてきます。
今回は日焼けしやすい人としにくい人の違いを比較したいと思います。
- メラニンとは
- 日焼けしやすい人と日焼けしにくい人の10の違い
- 日焼けしやすい時期
- 最後に・・
メラニンとは
メラニンというのは、人間の皮膚や髪の中に含まれている色素のことです。
皮膚に含まれているメラニンは、表皮の基底層にあるメラノサイトで紫外線に反応して作られる色素ですが、皮膚の色に影響するだけではなく、紫外線から肌を守ってくれて紫外線のダメージを軽減してくれる大きな役割を持っています。
しかしメラニンは色素沈着することによってシミやソバカスを発生させてしまうので
女性にとってはちょっと嫌な存在でもあります。
なので肌にメラニンをとどめすぎないようにすれば、シミができてしまうという悩みも
少なくなります。
日焼けしやすい人と日焼けしにくい人の10の違い
1メラニン色素の量
日焼けしやすい人の場合
日焼けしにくい地肌が色黒い人は、生まれ持ったメラニン色素の量が多いのです。 日焼けしやすい人が紫外線に当たると、もともとメラニン色素が多い肌なので、さらに紫外線によるダメージをブロックするためにメラニン色素をどんどんと生成してしまいます。
日焼けしにくい人の場合
日焼けしにくく地肌が色白い人は、生まれ持ったメラニン色素の量が少ないのです。
もともとメラニン色素が少ない肌の人はメラニン色素を生成する力も弱いために紫外線ダメージを直接受けてヤケドのように赤くなってしまうのです。
*メラニンはくすみやシミの原因でもあるので悪者扱いされがちですよね。
しかし本当は肌細胞を守ってくれて老化や肌トラブルを守るために作られるものなんです。
2日焼けの種類
日やけの種類には、サンタン(suntan)とサンバーン(sunburn)があります。
サンタン(suntan)は赤い日焼けが数日後に現れて、数週間から数ヶ月黒くなる
のが続く日やけのことです。
サンバーン(sunburn)は紫外線にあたった数時間後から現れる赤くなる日やけのことです。
日焼けしやすい人の場合
サンタンは紫外線UVAがメラノサイトに働きかけ、メラニン色素を作ります。
なので紫外線を浴びてからしばらくして皮膚が浅黒く変色するのはこのためである。
*UVAは発赤や炎症を起こすことは少ないですが、真皮の深部まで到達してシワやタルミの原因になるので注意ですね。
日焼けしにくい人の場合
サンバーンは紫外線が表の皮を透過して奥まで達した結果、充血を起こして皮膚の色が赤くなった状態になります。
紫外線量がメラニン色素の防御反応を超えていると、細胞組織が傷を受けて発熱や水泡で痛みが起きるのです。
このような症状を日光皮膚炎といっています。
3肌の色
日焼けしやすい人の場合
日焼けして黒くなる肌はメラニンを作る力が高くメラニンが増加している状態です。
メラニンには肌の細胞を傘のようになって紫外線や刺激などの外敵から守ってくれます。
なので黒くなる肌はそれだけ自己防御力が高く皮膚の老化がしにくい肌なのです。
日焼けしにくい人の場合
肌が赤くなりやすいのはメラニン色素が少ないタイプです。
メラニン色素が少ないと日焼けしにくく美白肌のイメージが強いですが、サンバーンによって赤くなりやすいため、日焼けには十分注意が必要なのです。
注意
赤い日焼けはやけどと同じです。
もしも日焼けによって赤くなってしまった場合は、顔や体のどの部位でもしっかりと冷やして炎症を抑えるようにたっぷりと保湿しましょう。
4乾燥肌
乾燥肌は肌の細胞と細胞の間の水分量が足りなくなったせいで隙間ができて肌の密度が弱っている状態なんです。
日焼けしやすい人の場合
乾燥して隙間が多くなると紫外線は肌の深まですぐにたどり着いてしまいます。
肌の奥まで紫外線が届いてしまうとメラニン色素も多く作ることになります。
なので通常よりも黒くなりやすくなるんですね。
日焼けしにくい人の場合
日焼けしやすい人も日焼けしやすい人と同じで乾燥しているとその隙間から紫外線が
奥まで入ってしまうので赤くなりやすくなります。
*肌が乾燥している場合には素肌自体が弱っている状態なので、いつも以上に紫外線などの刺激を防ぐようにして保湿やUVカット対策をとりましょう。
5敏感肌
日焼けしやすい人の場合
以前と比べて「日焼けしやすくなってしまったなぁ」と感じるようになったら肌が外部刺激に敏感になっていて肌が弱くなってきてる可能性があります。
日焼けしにくい人の場合
日焼け止めは「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
「紫外線吸収剤」は肌の表面で紫外線を吸収してエネルギーに変えてから放出します。
科学合成された成分で作られているので肌に刺激をあたえてしまいます。
なので敏感肌の人は肌が弱っている状態なので「紫外線吸収剤」が入っていない日焼け止めの方がいいと思います。
6紫外線の抵抗力
日焼けしやすい人の場合
紫外線の抵抗力には、日焼けしやすい人の中にもいくつかのタイプに別れます。
そのタイプとは・・
・赤くなってその後は黒くならないタイプ
・赤くなってその後黒くなるタイプ
・あまり赤くならずすぐ黒くなるタイプに別れます。
日焼けしにくい人の場合
日焼けしにくい人は 赤くなってその後は黒くならないタイプなので、日焼けしやすい人と比べると細胞が受けるダメージは大きくなります。
7肌が弱っている時の日焼け
日焼けしやすい人の場合
肌が弱っていると日焼けしやすい人も日焼けをすることで更に肌が弱ってしまいます。
いつも以上にスキンケアが必要になりますね。
日焼けしにくい人の場合
昔から日焼けしやすいと言うわけでもないのに、最近日焼けしやすくなってきたら肌が弱くなってきた可能性があります。
今まで以上に日焼け対策とスキンケアなどを見直す必要があります。
8シミの違い
日焼けしやすい人の場合
もともとメラニンの多い皮膚はメラノサイトが守られているので損傷を受けにくく、
メラニンの少ない肌よりシミや皮膚がんの発症は少ないといわれています。
それでも日本人は色黒の人でも日焼け止めを塗布して紫外線から守らないとシミになりやすいです。
日焼けしにくい人の場合
日焼けしにくい色白の人はシミになりやすいリスクが高くなります。
シミや皮膚がんの原因は肌質や紫外線だけではないのですが、普段からケアをしておくことがシミの予防になりますね。
9目の色の違い
日焼けしやすい人の場合
日本人の目の色は黒か濃い茶色がおおいですよね。
日焼けしやすい人はメラニンが作られやすいので目の色が濃い黒に近づきます。
日焼けしにくい人の場合
日焼けしにくくメラニンが作られにくい人は青や緑、明るい茶色に近づきます。
特に目の色が薄めの場合は肌が紫外線によるダメージを受けやすい体質の可能性が
があるので、サングラスなどでアイケアもしっかり行うようにしましょう。
10髪の色の薄い濃い
髪の色の違いについては肌や目の色と違って白い人でも髪が黒い人はたくさんいます。
髪の色は日常におけるヘアケアの仕方などで変わりやすいので、髪の色が薄かったり
白髪が多かったりしても、肌の日焼けのしやすさにはあまり関係がないようです。
日焼けしやすい人の場合
紫外線は髪の内部のメラニンを分解する力があります。
メラニンは髪の色を作る色素なのですが、紫外線によって髪内部のメラニンが分解させてしまいます。
分解させてしまうと髪の色が徐々に抜けてしまって赤みを帯びた色に変色してしまいます。
日焼けしにくい人の場合
日焼けしにくい人はメラニン色素が少ないですが、メラニン色素が少ないと、髪の毛が紫外線を吸収することができなくなって紫外線の影響を直接的に受けやすくなるので
髪が痛みやすくなりやすいです。
*カラーリングをしている髪はメラニン色素が少ないためより紫外線の影響を受けやすい状態です。
なので抜け毛や薄毛、白髪の原因になります。
スプレータイプの日焼け止めというものも発売されており、髪の毛に向かってスプレーするだけで日焼け止め対策になります。
日焼けしやすい時期
一年を通して日焼けしやすい時期といえば、4月ぐらいから徐々に紫外線が多くなってきます。
そして5月6月になるともった上がっています。
紫外線量のピークといえば、7月8月で「紫外線量が強い」といった数値になります。
そして9月になると4月あたりの数値にまで落ち着いています。
なので春先の4~5月頃から日焼けしやすい時期となって秋ごろからまた落ち着いてくるのです。
最後に・・
日焼けしにくいということはいいことのように思えますが「肌が黒くならない」と言うことは、メラニン色素がうまく作られていないことになるのです。
そうなると紫外線をうまく排除できないので肌に紫外線のダメージが溜まっていくことになります。
なので日焼けをしない人ほど紫外線対策が大切になるんですね。
今回は日焼けしやすい人と日焼けしにくい人10選の違いを比較しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。